へりくつ剣道参考書

剣道家ブロガーのつぶやきです。大人から剣道を始めた自分だからこそ伝えられる内容を書いています。剣道に関するあれこれを、自分なりの解釈を交えながら綴ってまいります。

理屈と感覚をセットで身につける方法とは ~手に入れた情報を自分の実力にする~

みなさんこんにちは。

akikotapapaです。

 

当ブログも含めてですが、インターネット上にはいろいろな情報が転がっています。

 

しかし、どんなに調べて読み込んだとしても、実際に身体を動かして試さなければ、感覚を掴むことはできません。

 

かといって、理屈抜きで感覚だけに頼ってやっていても、上達は見込めないでしょう。

 

理屈と感覚が結びついてセットになった時、実力として強い力を発揮すると考えています。

 

そこで今回は、理屈と感覚をセットで身につける方法についてお話ししていこうと思います。

 

 

■理屈は頭で考える

理屈というのは、言わば知識です。

 

知識ということは、情報を頭の中で論理的に整理したものとなります。

 

しかし、ただ知っているだけでは理屈とは言い難いでしょう。

 

手に入れた情報を自分なりに噛み砕いて考え、こうすればこうなるというロジックを理解した時、それが理屈として身につくのだと考えています。

 

 

■感覚は身体で感じるもの

感覚というのは、身体を動かしたり、物理的な負荷がかかった時に感じるものです。

 

感覚は、人それぞれで感じ方が異なるため、例え同じ動作をしたとしても、自分と他人では感覚が違う可能性があります。

 

と言うより、同じかどうかはもはやわかりません。

 

このようなものは、他人から教わると言うことはできないため、自分で身につけるしかありません。

 

 

■理屈と感覚をセットにする方法

身につけるのが、理屈だけでも感覚だけでもいけません。

 

どちらか一方が足りなければ、それは上達には繋げられないと言っても過言では無いでしょう。

 

上達するためには感覚と理屈をセットにする必要がありますが、そのやり方について説明していきます。

 

まず、理屈と感覚は、同時に身につけようとするのではなく、どちらか片方から始めるのが良いでしょう。

 

また、理屈と感覚のどちらが先でなければいけないという事はなく、自分に合った方からで構わないと思います。

 

理屈が先であれば、考えたロジック通りに動けた、もしくは力を作用させることが出来た時に、身体のどの部分にどのような負荷がかかったかということを意識して感じるようにします。

 

また感覚が先であれば、正しく動けたときの感覚が、どのような動作によるものなのか、なぜその動きをするのかということを論理的に考え、言葉や文字にして整理しておくようにします。

 

大事なのは、理屈通りに動いた感覚を覚えることであったり、正しく動いた時の感覚を論理的に整理するように意識するという事です。

 

後になって思い出した時に、言葉で明確に説明ができるようになっていることが理想です。

 

 

■理屈と感覚をセットにするメリット

理屈と感覚を頭の中でセットにするということは、大きなメリットがあると考えています。

 

それは、例えば身体の歪みや筋力のバランスが崩れてきたことによるスランプが起きてしまった時でも、いつもと何が違うのかを自分で分析できるようになるという事です。

 

今まで出来ていたことがなぜ出来なくなってしまったのかを論理的に考えることで、スランプの状態から抜け出しやすくなるということに繋がるのです。

 

もうひとつは、誰かに教えようとした時、感覚だけではうまく伝えることが出来ませんし、理屈だけでも説得力に欠けてしまう恐れがあります。

 

理屈で教えて実際に動き、身体の感覚まで教えることが出来た時に、より分かりやすく相手に伝える事ができると思っています。

 

理屈と感覚をセットにするということは、自分の上達だけでなく、他人の上達にも影響することになるのです。

 

 

■まとめ

いかがでしたでしょうか。

 

今回は、理屈と感覚をセットで身につける方法についてお話ししました。

 

理屈を感覚にしたり、感覚を理屈にするということは、意外と難しいです。

 

しかし、これができるようになる事で、剣道の質や上達スピードがぐっと上がるはずです。

 

また、剣道以外の場面においても、誰かに何かを説明する時には、同じようなスキルが求められると思います。

 

人として、また人の上に立つ立場としても、これをしっかりと意識して、これからも精進していきたいと思います。