みなさんこんにちは。
akikotapapaです。
稽古や試合の中で、構えているときに腰が引けていると先生から注意を受けたことはないでしょうか。
自分では腰を入れているつもりでも、ちょっとした左腰の状態の違いによって、相手に与えるプレッシャーは格段に変わってきてしまいます。
そこで今回は、構えた時の左腰の入れ方についてお話ししていこうと思います。
■左腰が引ける要因
早速ですが、左腰が引けてしまう理由には、どんなものがあるのかを考えてみます。
例えば、
・猫背になっている
・上半身が前傾している
・肩や腕にチカラが入りすぎている
・左足のつま先が外に向いている
といったところでしょうか。
上記4つのうち、最初の3つはこちらの記事で触れている内容になるので、気になる方はこちらの記事を参考にしてみてください。
問題は、最後のひとつである左足のつま先が外に向いている状態だと、左腰が十分に入りきらず、腰が引けた状態になってしまいます。
■左足つま先を相手に向ける
では、単純に左足を相手に向けるだけでよいのかというと、そうではありません。
例えば、つま先を相手に向けようとして、足首をこねくり回して相手に向けたとします。
そうなると、腰には何の作用も働かず、むしろ足首関節が無理な形になってしまい、しっかりとチカラを発揮できない状態になってしまいます。
つま先を相手に向けるといっても、ちょっと違う場所を意識する必要があります。
■つま先=ひざ=股関節=腰
では、どこに意識するのかというと、それは左ひざです。
左ひざを相手に向けることによって、足首は素直にまっすぐにした状態でも、つま先は自然と相手に向けることが出来ます。
さらに、膝を意識するということは、左の股関節で調節することになります。
左の股関節を動かすということは、腰にダイレクトに作用することになります。
かつ、左に開き気味だった左ひざを内側に入れることによって、身体の内側の筋肉であるインナーマッスルをうまく活用させられるようになり、より身体が安定するようになります。
私の体感では、左ひざを内側に入れると、驚くほどに前進するパワーが上がるので、ぜひ試してみてください。
■左足に乗る
左ひざを相手に向ける意識をすることによって、腰は入りやすくなりますが、無理やりにでも、左ひざを相手に向けて腰を引くこともできてしまいます。
そこで、プラスαの要素として、左足にしっかり乗る意識をすることです。
こうすれば、左ひざを相手に向けながら左腰を抜くことはできなくなります。
ここまでやれば、ほぼ確実に左腰を入れることが出来ているはずです。
■まとめ
ここまでのことをまとめると、このようになります。
・上半身の構えもしっかり作る
・左足つま先だけでなく、左ひざを相手に向ける
・左足にしっかり乗る
いかがでしたでしょうか。
左腰がうまく入らない、入れ方がわからないという方は、ぜひ試してみてください。
これを実践すれば、自分の攻撃力だけでなく、相手に与えるプレッシャーまで強めることが期待できます。
また、今回お伝えした内容は、私なりの現時点での見解なので、これが絶対正しい!というわけではなく、間違っている部分もあるかもしれませんが、何らかの参考にしていただければと思います。