へりくつ剣道参考書

剣道家ブロガーのつぶやきです。大人から剣道を始めた自分だからこそ伝えられる内容を書いています。剣道に関するあれこれを、自分なりの解釈を交えながら綴ってまいります。

もう挫折しない!目標の考え方・設定の仕方 ~努力を継続するために~

みなさんこんにちは。

akikotapapaです。

 

いきなりですが「剣道におけるあなたの短期目標(=今成し遂げたい目標)は何ですか?」

 

この質問に答えることはできるでしょうか?

 

長期的な目線で見た時の目標は、意外とあるような気がします。

 

しかし、短期目標というと、難しく感じる方もいるのではないでしょうか。

 

そこで今回は、目標の考え方や設定の仕方についてお話ししようと思います。

 

 

■長期目標と短期目標

まず、目標と言うものは、目先の目標である「短期目標」と、最終的になりたい姿の「長期目標」があります。

 

長期目標というのはいろいろありますが、剣道で言えば例えば八段になりたいとか、全日本選手権で優勝したいとか、そういったものでしょう。

 

ただ、長期目標は手も届かないような遠い場所にあります。

 

そこに向かう中継地点として、短期目標というものを設定する必要があります。

 

これは、最終的になりたい姿に近づくためには、まず何ができるようになる必要があるか?というアプローチで考えることが重要になります。

 

短期目標というのは、長期目標に向かう階段のようなものなのです。

 

 

■「上達すること」というのは目標になるか?

そもそも目標というのは、達成するひとつのゴール地点になります。

 

そして短期目標が達成できた時、すぐに次の短期目標を設定し、新たな短期目標に向かってひとつずつ階段を上がっていきます。

 

この繰り返しで徐々に長期目標達成に近づいていくものです。

 

もし、短期目標が「上達すること」だとしたらどうでしょうか?

 

そして、それが達成できた時、次のゴールは何になるのでしょうか?

 

「上達すること」は、短期目標としては適切ではないと私は考えています。

 

例え範士八段の先生でも、上達するために日々修行を重ねていらっしゃると思います。

 

だとすると「上達すること」自体は、達成することのない永遠の課題なのではないでしょうか?

 

逆に、その上達するという目標が達成できたときには、それ以上の上達は無いという事にもなってしまいます。

 

 

 ■目標は明確に

目標というものは、短期であれ長期であれ、達成の判断基準が明確なものの方が分かりやすいです。

 

もし、ぼんやりとした目標を設定しているとしたらどうでしょう。

 

目標=ゴール地点がぼんやりしている訳ですから、その目標が達成できたのかどうかがはっきりしません。

 

目標を設定する場合は、達成できた時に出てくる結果が明確なものにするべきです。

 

明確な目標を挙げるとしたら、例えば「昇段審査に合格する」というようなものであったり、もしくは「手元を上げずに技をさばけるようになる」というようなものでしょうか。

 

しかし、目標が「上達すること」のようにぼんやりしたものだと、どこにゴールがあるのか、ゴールまでどれだけの道のりがあるのか、よくわからなくなってしまいます。

 

これは、目標達成に値する明確な基準がないことが大きな理由です。

 

目標を設定する場合は、何をもって目標達成とするのかという、達成基準がはっきりしているものにした方が良いでしょう。 

 

 

■結果を急がない

目標を設定したなら、その目標を達成するために日々努力を重ねます。

 

しかし、努力を重ねて継続するということは非常に大変なことでもあります。

 

特に、どんなに頑張ってもなかなか結果として表れてこなければ、頑張り続けることも難しくなってきてしまい、遂には挫折してしまうなんて言うこともあるのではないでしょうか。

 

そうなってしまう理由として、結果を急いでしまっていることが考えられます。

 

結果というのは、出そうと思って出るものではありません。

 

結果が出るときというのは継続して頑張っているうちに、いつの間にか結果として出ているものです。

 

言い換えれば、結果は出すものではなく、後からついてくるものです。

 

諦めずに努力を続けたときに、結果として表れてくるのです。

 

 

■努力は裏切る

「努力は裏切らない」なんていう言葉もありますが、私はちょっと違う捉え方をしています。

 

私の捉え方は

「努力したからといって必ず成果が出るとは限らない。しかし、努力しなければ成果は出せない。」

です。

 

頑張ったから報われるというわけではありません。

 

頑張っても報われないということも、往々にしてありますが、頑張らなければ報われるものも報われないのです。


剣道の上達に関しても同じです。

 

努力の過程をおしまず、なりたい姿を目指して努力を積み重ねるしか達成する手段はありません。

 

頑張るということは大変ですが、その先にいつか結果が出るということを信じ、楽しみにして続けられるかが大事なのです。

 

 

■まとめ

いかがでしたでしょうか。

 

今回は、目標の考え方・設定の仕方についてお話ししました。


なにか目標を達成するというのは大変なことです。


その目標を達成できるかは、努力を継続できるかどうかに懸かっています。


結果を急ぐあまり、目標の達成を諦めてしまわないようにすることが大切です。

 

努力を継続していればいつかは結果が出ると信じて、長期目標から導き出した短期目標に向かって日々進みましょう。